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不妊治療における鍼灸の効果

鍼灸治療は、針(鍼)と灸を使って治療する、東洋医学を代表する治療法の一つです。

不妊治療にも効果があるとされていますが、実際にどのような効果があるのか、どんな人におすすめなのか、解説していきます。

鍼灸治療とは

鍼灸治療とは、中国で発祥した治療法で、細い「鍼(はり)」ともぐさに火をともす「灸(きゅう)」をつかって体内の経穴(ツボ)を刺激し、体の調子を整えていくというものです。

未解明な部分も多くありますが、治療としての効果は証明されつつあります。実際に、WHO(世界保健機構)も神経系疾患をはじめとするさまざまな病気に効果があると認めています。

鍼灸治療の考え方

鍼灸治療をはじめとする東洋医学の治療の考えは、「体全体の調子を良くして自分本来の自然治癒力を高める」というものです。

薬剤などによって病気の元を根絶するといった西洋医学の考え方と違って、体の内側から治していくような方法をとります。

人体を「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(体液)」といった要素で細分化し、それぞれのバランスを整えることで病気にかかりにくい体をつくる、というのが基本です。

現在、多くの国で西洋医学による治療が主流になっていますが、どちらがよいというわけではなく、それぞれ対応できる範囲が違い、長所と短所があります。西洋医学で原因不明とされる病気でも、東洋医学では治療できることもあるのです。

痛みの程度は?

鍼灸治療は体中に鍼を刺すので痛いと思われがちですが、実際にはほとんど痛みはありません。治療に使われる鍼は太くても0.3㎜程度のもので、髪の毛2本分くらいの太さしかありません。

鍼灸治療に使われる鍼は、皮膚を切り裂くつくりになっている注射針とは違い、皮膚をかいくぐるようなつくりになっています。刺さっている感覚はあるものの、痛いという感覚はほとんどありません。

灸も、もぐさの大きさや硬さによって熱さが変わりますが、一般的には熱さに我慢する必要も、長く残る痕になることもありません。

不妊治療への効果

鍼灸治療は、不妊治療にも効果があるといわれています。鍼灸で経穴を刺激することにより、体質改善、血行促進などを促し、妊娠力を高めるほか、激しい生理痛、月経不順、冷え性などの改善に役立ちます。

ほかにも、胚質の改善や子宮内膜の増幅、妊娠後では逆子の防止にも効果があるという報告がされています。

鍼灸治療で妊娠・出産した人の声

メカニズムが完全に解明されていないこともあり、鍼灸治療の効果が半信半疑な方も多いかと思います。

ですが実際に、鍼灸治療によって妊娠に至ったという方が数多くいます。

(前略)
治療内容はお尻の上の仙骨という部分に鍼刺激を入れるというものでした。
はじめは抵抗がありましたが痛みはなく、骨盤内と両脚にポカポカとした暖かさを感じ睡眠の質がその日から向上し、一度も目覚めることなく朝まで熟睡することが出来ました。
その後は食欲も安定し、日夜問わず活力が湧いてきました。

週に一回、1.5ヶ月の施術を受け、即座に嬉しい知らせが届きました。

来月に第二子が誕生します。
(後略)
引用:東京アンジュ治療院

(前略)
その日すぐには体の変化は感じなかったのですが、通っているうちに、それまでひどかった便秘と肩こりがすっかりなくなり、病院でのホルモン検査の値もよくなって、徐々に効果を実感しました。

そして、鍼治療に通い始めて半年、4度目の体外受精で妊娠することができました。

現在、妊娠4ヶ月になりますが、経過も順調で、鍼のおかげか便秘することもなく、つわりも軽くすんでいます。
(後略)
引用:太玄堂鍼灸院

実際に妊娠に至った方の声を聞くと安心できますね。鍼灸治療の特性通り、体の調子が良くなって妊娠に至ったという方が多いようです。

今回は、この二つの鍼灸院での患者様の声を紹介しています。サイト内には、ほかにもたくさんの体験談があります。リンクを貼っていますので参考にどうぞ。

治療の方向性

基本的には東洋医学の考え方に則って、体全体の調子を整えていきます。免疫力の向上や体質改善を行って、「妊娠しやすい体をつくっていく」という形です。

不妊の鍼灸治療を行う場合、生殖に関連する「腎」と、感情や血の流れに関連する「
肝」の改善を目指します。

腎と肝は東洋医学の用語で、いわゆる臓器の一つの腎臓と肝臓ではなく、それぞれ体の機能の総称です。腎は生殖器・泌尿器、・腎臓など、肝は循環・代謝・感情などを総称したものになります。

これらの機能を改善することによって、体調や体質を改善し、妊娠力が高まるといわれているのです。

まずは原因を探るところから

西洋医学の治療にもいえることですが、誰にでも効果があるというわけではありません。特に、卵管の癒着や精管の欠損などの器質的な問題の場合、鍼灸治療ではどうにもならないこともあります。

なので、まずは検査を受けて不妊の原因を探るようにしましょう。そのうえで、自分にあった治療法を決めるとよいです。場合によっては、鍼灸治療で体を整えながら薬剤治療や体外授精などの処置を並行して行う、ということも選択肢に入ってきます。

こんな人におすすめ

月経や基礎体温が乱れている・なんとなく体調が悪い

体調を整え、妊娠しやすい体づくりを行うというのは、不妊治療においてどんな場面でも役に立ちます。月経不順や血行不良による下半身の冷え、基礎体温の乱れなどが不妊の原因となることも多いです。

鍼灸治療を行うことで全身の体調を整え、不妊の原因となるさまざまな要素を改善します。鍼灸治療で体の調子を整えると、月経周期も基礎体温もきれいに改善されることが多いので、おすすめです。

不妊の原因が不明

検査をしても、不妊となる原因が見当たらないことがよくあります。そういった場合、通常は体外などの処置をとることが多いのですが、鍼灸治療や漢方薬など東洋医学の治療法で治療できるケースがあります。

過度な期待をしてはいけないですが、不妊治療の最後の手段として鍼灸治療の門を叩く方が少なからずいて、それにより妊娠に至る方が多くいるのも事実です。

自然妊娠をしたい

薬剤に頼らず、できるだけ自然な形で妊娠したいという方にもおすすめです。鍼灸治療では体にある経穴を刺激することで、自分本来の力で妊娠力を高めます。根本的な原因を知るためには、病院での検査が必要ですが、その結果によっては薬剤に頼らず、自然妊娠を目指すことも十分可能です。

まとめ

不妊治療を行う際、鍼灸治療も選択肢の一つとして入ってきます。ただし、西洋医学の治療とは性質が違うので、不妊の原因や症状によっては効果が期待できないことに注意が必要です。

自分の体質・体調、不妊の原因を把握し、医師と相談のうえで自分に合った治療を行うようにしましょう。

最後に、不妊を目的とした鍼灸に力を入れている鍼灸院のランキングのサイトのリンクを付けています。→→→鍼灸ランキング(東京)

院内に鍼灸師さんがいるクリニックもあります。

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