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男性必見!漢方薬で造精機能UP!

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不妊症の約半数は、男性側に原因があるとされています。

男性不妊にも様々な要因がありますが、そのほとんどは「造精機能障害」といわれるものです。

造精機能障害のほかにも原因となるものがあるので、どれが不妊の直接的な原因となっているのかは、精液検査をはじめとした医師の診断を受けることが必要です。

さらに近年、男性においても「更年期障害」が起こることが知られ、学会でも「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」という言葉が使われるようになりました。

更年期障害では、男性ホルモンの量が低下し、症状としては、

  • 勃起不全(ED)
  • 朝立ちしなくなる
  • やる気が出ない
  • ヒゲや体毛が薄くなる

などといった症状が挙げられます。

これらの診断の場合、シアリスやバイアグラなどは自費診療となりますが、漢方薬は保険適応となるところもうれしいですね。

漢方医学と男性不妊

漢方医学で不妊治療を行う場合、原因を推定したうえで、主に「補腎」というものを行い、患者さんの体質に合わせて漢方薬を処方していきます。

漢方医学の考え方で、生殖活動に大きく関わっているとされるのは、五臓のうちの「」とよばれるものです。

これは内臓の一つである「腎臓」ではなく、

人体のシステムの中で、泌尿生殖器系や生命エネルギーを司る部分の総称を言い、この腎の状態をよくすることが「補腎」とよばれるもので、

造精機能障害を原因とする男性不妊の治療では基本的に補腎を行っていきます。

また、漢方医学では「証」とよばれるものが重要になり、これは簡単にいうと体質や体の症状を総合的に表したようなものです。

正確な診断には専門医の診察が必要ですが、おおまかに分けてやせ型で疲れやすい「虚証」、筋肉質で血色のよい「実証」、それらの中間の「中間証」のタイプがあります。

漢方薬での治療を行う場合、この「証」をみて、患者さん一人一人の体質に合わせた漢方薬が処方されるのです。

漢方って本当に効くの?

男性不妊治療で漢方薬はよく用いられますが、実際のところ、漢方薬を使う事に抵抗のある方もいるのではないでしょうか?

なんとなくイメージからか、漢方薬は根拠の無い、おまじないのような胡散臭いものだと思っている方も女性より男性の方が多く見受けられます。

最近は漢方薬の効果が見直され、臨床実験などによりその科学的根拠も解明されつつあります。

現在、日本で一般的に行われている西洋医学による治療とは少し考え方に違いがあり、

西洋医学の場合、「精巣機能が悪いなら直接刺激を加えて作用させよう」と考えますが、漢方医学の場合「体全体の調子を整えて精巣機能を高めよう」とう間接的な治療法を考えます。

何が入ってるの?

漢方薬は般的に民間薬として使われる薬草を複数組み合わせ、それぞれの薬効を掛け算のように増やしたものになります。

例えば不妊治療でよく使われる八味地黄丸だと、地黄、山茱萸、山薬、沢瀉、茯苓、牡丹皮、桂皮、附子末という8種類の生薬が配合されています。

臨床現場でも実績が高く、効果をきちんと計測して実証されてきているので、一般的な薬と同じように考えて全く問題ありません。

男性不妊に効く漢方薬

●八味地黄丸(はちみじおうがん)●

八味地黄丸は、あの徳川家康も使用していたといわれた漢方薬です。

地黄、山茱萸、山薬など8種類の生薬が配合されており、腰痛や頻尿などにも効果のある漢方薬ですが、新陳代謝機能を高める効果から、精子濃度や精子の運動率の増加に効果があると期待されていて、

実際に八味地黄丸を乏精子症および精子無力症患者と診断された方に投与したところ、精子の運動率が有意に改善したという研究結果や、精子形態が高度の病的状態から異常が疑われる程度の状態にまで改善したという研究結果もあります。

また、勃起不全(ED)にも効果があるとされ、男性不妊治療ではよく処方されている漢方薬です。

●補中益気湯(ほちゅうえっきとう)●

補中益気湯は、「」を回復する効果があるとされ、虚弱体質や疲労倦怠の改善に効果があるものです。

人参、当帰、升麻など10種類の生薬が配合されていて、こちらも精子濃度や精子運動率の改善が期待できるとされていて、実際に乏精子症または精子無力症患者の方に投与したところ、精子濃度と精子の運動率が有意に改善されたというデータがあります。

●柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)●

柴胡加竜骨牡蠣湯は、精神的なストレスや疲労を回復させ、心を落ち着かせる効果があるものです。酸化ストレスを和らげることで、精子の濃度や運動率などの改善が期待できるといわれています。

柴胡、半夏、桂皮など10種類の生薬が配合されており、実際に男性不妊症の方に投与したところ、精子濃度、運動率、精子運動指数がいづれも改善されたという結果が出ています。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

牛車腎気丸は、下半身の痛みや、脚のむくみの改善などに使われるものです。

地黄、牛膝、附子など10種類の生薬が配合されており、こちらも無力精子症や乏精子症の患者に投与すると、精子運動率、精子数ともに有意な改善が見られたというデータがあります。

今紹介したもののほかにも、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)、柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)などの漢方薬が、実際に漢方医学の現場で処方され、使用されています。

私生活の改善も!

男性不妊には、生活習慣、生活環境、ストレスなどにより症状が出ることがあります。

漢方薬での治療は、体全体の調子を整えることから始まるので、治療とともに、自分の食生活や生活習慣の見直しや、ストレス対策も一緒に行う事が治療への近道です。

最後に

基本的に漢方薬は、用法容量を守ったうえで、効果が出るのなら症状が治まるまで服用を続け、効果が出ない、副作用が出るといったことがあれば医師や薬剤師に相談してください。

病院で処方してもらう場合、医師がその人の症状や証などをみて処方箋を変えることがありますので、必ず医師の指示に従って服用するようにしてください。

不妊症の治療には確実な治療法といえるものが無く、今後の研究が待たれるところではありますが、漢方薬には不妊症を改善する可能性のあるものが少なからず見つかっています。

実際に、西洋医学的な薬物療法では効果が出ず、漢方医学の門を叩くという方は多いです。

漢方薬はサプリメントとは異なり、一人一人の体質や症状に合った漢方薬があり、どの人にも同じように効果があるわけではありません。

男性不妊の治療に漢方薬を用いる場合は、漢方医学に精通した医師の方に相談し、あなたにあった漢方薬を処方してもらってください。

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